過剰な我慢は意味がない!子供に我慢を教える本当の理由

最近に限った話ではありませんが
お母さんを見ていると

『我慢のできない子に
なったら困る!』

なんて言っている方を
結構よく見かけます。

ですがはっきり言って
これらのお母さんが
子供に我慢を教えたとしても

何の役にも立たないどころか
デメリットの方が大きい
可能性がとても高いです。

今日は子供に我慢を教える
本当の意味と我慢の
正しい教え方について
お話ししていきます。

この記事の目次

我慢させると子供が
将来的に苦労する理由

あなたはほとんどの我慢が
無意味であるということを
ご存知でしょうか?

我慢をのできる子供に育てることは
メリットもそれなりにありますが

デメリットも同じぐらいか
それ以上に大きいんです。

僕は心理カウンセラーも
していますので

大人になってから
対人関係の悩みを抱えていたり

ストレスを抱えてしまいがちな
人の特徴もある程度わかります。

そういった悩みを抱えがちな人は
『甘え下手』であることが
とても多いです。

我慢のさせ過ぎは子供を
『甘え下手』にしてしまう
可能性が高く

それは将来的に
子供が対人関係で
苦労することにも繋がります。

また子供の積極性に
フタをしてしまう事にも繋がるので

意味のない我慢は
あまり子供にとって
いい影響を与えないことも
わかって頂けるかと思います。

我慢を教える本当の意味

ここまでは子供に我慢をさせる
デメリットについて話してきましたが

正しい意味での我慢を
教えてあげることができれば

子供の将来のために
大きくプラスになることは事実です。

農業で例えてみると
わかりやすいのですが

例えばジャガイモを
1つ持っていたとしましょう。

このじゃがいもは
すぐに食べることもできますが
埋めて増やすこともできます。

すぐに食べずに
我慢することによって

じゃがいもは1つから
10個20個と数を増やすことが
できるようになります。

すぐに食べてしまうのも
決して悪くはないのですが

少し我慢をすることによって
将来的に大きな得をする
ことができるようになるわけです。

これが我慢の本質であり
本当の意味です。

つまり『我慢しないと損をする』
状況であれば我慢は良いことですが

我慢する必要のない我慢は
何の意味も持たないんです。

逆に言えば
先ほどのじゃがいもの話のように
意味のある我慢はとても価値がある
ことも実験によってわかっています。

実際に我慢ができるか
できないかの違いによって
年収にも差が出るということが

『マシュマロテスト』と呼ばれる
スタンフォード大学で行われた
実験によってわかっています。

実験の内容はこうです。

子供を1人ずつ部屋に入れ
まずマシュマロを1つ渡します。

そして試験官が返ってくるまで
マシュマロを食べずにいられたら
マシュマロをもう1つあげるよ
と言って部屋を出ていきます。

その後数十年間
それらの子供を追跡したところ

マシュマロを食べてしまった子供と
我慢ができた子供には
年収や学歴などに大きな差が
見られることがわかりました。

結果として
マシュマロを我慢できた子供は
我慢でそなかった子供に比べて

学力が高くなる傾向があり
平均年収もマシュマロを
我慢できなかった子供に比べて
遥かに高くなったそうです。

マシュマロを我慢できた子供は
我慢することで得をするかを
正しく判断できたことになりますので

我慢した方が得であると
子供が正しく判断できることに
いかに価値があるか
この実験は示しています。

まとめ

今日のお話をまとめると
『意味のない我慢はただの無駄だけど
意味のある我慢は大事だよ』
ということになります。

なので、
子供に我慢を教えるときは

『我慢することで子供が得するか』
を基準にして我慢を教えて
あげるようにしましょう。

我慢は時として
毒にもなるし薬にもなるんです。

今日から子供に我慢を
覚えさせようと思った時は

『その我慢が本当に必要なのか』
よく考えてみてくださいね!

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