子供と大喧嘩をしたとき、絶対にやってはいけないたった1つの事

あなたは子供と大喧嘩をしたことはありますか?

喧嘩をすると、
人は誰でも頭に血がのぼり
冷静な判断ができなくなるものです。

ですが、勢いに任せて行動をしてしまうと
とてもじゃないけれども
割に合わないことをしてしまった。
と激しく後悔することもあります。

例えば子供の時
誰かと喧嘩をしたことはありませんか?

一時の感情に流され
誰かと喧嘩してしまうと

時として
親や先生から到底割に合わないような
激しいお説教を食らうことがあります。

そして、
お説教や反省文を馬鹿馬鹿しく感じると
人は喧嘩をしなくなるのです。

このようにして人が学習できるのは
喧嘩とお説教との因果関係が
はっきりとわかっているからです。

逆に言えば、
なぜ自分が怒られているのか
わからなければ

子供は大人になってもなお
喧嘩をし続けることでしょう。

このことは子育てに対しても言えることです。

大抵の母親は自分が
『クソババア』と呼ばれる原因を
わかっていません。

原因がわからないからこそ
無意識のうちに同じ過ちを繰り返すのです。

今日僕がお話しする話は
あなたがもしかすると
気づいていないかもしれない

あなたが子供に文句を言われる理由の
筆頭となるものだと思います。

子供に文句を言われる理由が
はっきりと理解できていれば

あなたは例え冷静さを失いそうになった時も
ある程度自分をセーブすることが
できるようになるでしょう。

逆に今日僕がお話しすることが
頭から抜け落ちていたならば

あなたはこれからも
子供を無意識に傷つけ続けますし

あなたの子供はあなたの言うことを
聞かないばかりか

あなたを激しく攻撃
してくることに繋がります。

子供と喧嘩をしたとき絶対に言ってはいけないこと

あなたは子供と喧嘩をしたとき
子供に絶対に嫌われることができる
魔法の言葉があることをご存知ですか?

たとえどんなに素晴らしい親であろうとも
その言葉の効力はてきめんで

その言葉を口にしたが最後
子供を不快な感情にさせ
話し合いの意味を消し去ることができます。

例をあげましょう。

これは私が実際に経験した実話です。

私と母親は私が中学2年生だったある日
大喧嘩をすることとなりました。

というのも私が大切にしていた傘の骨を
母が勝手に捨てていたことが判明したのです。

それに気付いて金属ゴミ置き場に私が行くと
傘の骨はどうしようもなく錆びついていました。

それに私が激怒すると
母もそれに対抗するように激怒しました。

たかが傘の骨と思うでしょうか?

確かに多くの人にとっては
それは単なる傘の骨でしょう。

ですが、わたしにとっては
思い出の代物でした。

その傘の骨は振ると
『ヒュン』と小気味いい音を立てて
私を楽しませてくれました。

もちろん、それを人に向けたことなど
一度たりともありません。

それが危険な行為であることなど
当時の私にもわかっていたからです。

完全に自己完結の
私にしかわからない子供らしい遊びでした。

そんな思い出のこもった代物を
母は無断で捨てました。

母にとっては道端に落ちているゴミ
くらいの価値しかなかったとしても

当時の私にとっては
大人でいう結婚指輪と同じくらいの
価値のあるものだったのです。

私がそのことを問い詰めると
母は

『ゴミを捨てただけなんだから
そんなに怒ることないでしょ!』
と激怒しました。

当時の私の気持ちを
母がわからなかったのは
仕方がないことかもしれません。

何故なら母にとって
傘の骨はただの傘の骨でしかなく
ゴミそのものにしか見えないでしょうから。

今となっては
褒められた行為ではないものの
ある程度仕方ない側面もあると
理解しています。

母が本当に間違えたのはこの後です。

私との口論がヒートアップすると母は

『あんたなんてこの家から出ていきなさい』

と激しく私に言い放ちました。

それに対して
子供はどのようなリアクションを
返したらいいでしょう?

『お前が出てけ!』と言い返しますか?

それとも黙って出ていくのでしょうか?

私が選んだのは後者でした
私は母に言われた通り
家から出ていったのです。

そして親友の家に泊めてもらい
僕が家に帰ったのは
次の日の夜のことです。

僕が家出したことで
家族中で大騒ぎになり

さらに私服のまま
部活にまで顔を出したものですから
学校まで含めて迷惑をかける結果になりました。

この過去の出来事から私は
大きな教訓を得ています。

それは、
子供がどう頑張っても抵抗できないことは
子供に対して言わない方がいいということです。

実際私も当時は
どうしていいかわからず困惑し
あまりの理不尽に家を飛び出しました。

大人になった今でこそ思うのですが
親と子供では圧倒的に立場の差があります。

これも全て実話なのですが
私と喧嘩をするとき母親は

『そんなこと言うなら
私もうご飯作らないからね!』

などと私に言うことがありました。

これは子供にとっては
大変な理不尽です。

何故ならば
子供が親に反抗する余地がないからです。

当時の私は既に料理ができましたから
やりようによっては自分の食事位
自分で作ることができました。

実際、朝食ぐらいなら
自分で作ることもよくあったんです。

ですがよく考えてみてください。

当然ではありますが
当時中学生だった僕には
お金がないんです。

財布は母親が握っていますから
そもそも料理なんて作りようがありません。

家出だって全く同じです。

はっきり言って
子供は家の外で生活する術を持ちません。

出てけと言われてしまうと
親に従うか無理を承知で
出ていくほかないのです。

つまり、最悪の2択を
子供に強制的に迫っているわけです。

これでは家族を人質にして
身代金を要求する誘拐犯と
何も変わりません。

誘拐犯と同じにならないためには
『子供がどうやったって抵抗できない
ようなことは言わない』ことを
徹底する必要があります。

最近、私の母に当時の気持ちを聞いたところ

『どうしようもないって
わかってたから言った』

『あの時は無駄に弁の立つ子供を
言いくるめたいと思っていた』

『今は心から反省して
後悔もしている』

と言ってくれました。

母は一時の感情に流されて
一生消えない後悔を胸に刻んだのです。

つまりこの結果は出てけと言った
母自身も望んでいないものでした。

実際に家出をしてしまって
母は死ぬほど心配したそうですから
誰も幸せになっていません。

子供に究極の2択を迫ることは
対話の放棄に他なりません。

あなたは相手の首元にナイフを突きつけて
対話することができると思いますか?

答えはNOです。

それは対話ではありません。
脅迫です。

子供からすると究極の2択は
首元にナイフを突きつけられるのと
そこまで大差はないのです。

子供に腹が立つこともあると思いますし
それ自体は仕方のないことです。

ですがその気持ちはあくまで
対話によって解決すべきものです。

決して無理やり解決してはいけません。

対話の放棄は
子供と会話をする気がない
自分の気持ちを押し付けるつもりだという
言外の意思表示に他なりませんから。

だから、親に絶対的主導権がある話
例えば、家の所有権やご飯の話などは
絶対に交渉材料としてはいけないのです。

自分の気持ちを子供に押し付けるのではなく
どれだけ腹が立とうとも同じ1人の人間として
きちんと対話をすることが大切だということを
覚えておいてくださいね。

まとめ

どうだったでしょうか?

私の過去話が主となってしまいましたが
少しでもこの話から教訓を得て頂ければ
私自身とても嬉しく思います。

『子供にとってどうしようもないことを
交渉のカードにしない』ということを
常日頃から心がけてもらうだけでも
子供の気持ちは大きく変わるでしょう。

学費、生活費、家、習い事、食事など
このような子供にどうにもできないカードを
切ってしまうことによって

あなた自身が子供からの信頼と評価を失い
親子関係に亀裂が入っていくことを
覚えておいてくださいね。

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